クロコダイル財布の製作の流れVol.1

今回は、ナイルクロコダイルのグリーン(マット仕上げ)を一匹使って、財布、名刺入れ、小銭入れの3点の製作ご依頼でした。
製作が立て込んでおり、大変お待たせしてしまいました。。。
製作のお時間を頂けた事に感謝しておりますm(_ _)m
ナイルクロコダイルの材料を仕入れに行った際に、ちょうどグリーンが2枚りました。
※毎回、材料の仕入れは仕入れ先にお邪魔させて頂き、お客様のイメージに合うものを選んでいます。

尻尾の部分に生きていた時に付いたであろう薄っすらキズがあったのですが、色味とツヤ感がお客様のイメージにピンときたので、とっても悩んだんですが、、、こちらのグリーンに決めました!

実は、クロコダイルの評価はお腹の部分のグレードで決まるので、その他の顎や尻尾は評価の対象外でして、、、
素材に穴が空いていたりする事もあり、革小物にあったちょうど良いサイズを選ぼうとすると、、、
一匹から3つのアイテムを取るという事はとても確率が低いのです。
※もちろん、カバン用などのとても大きいサイズから財布小物のパーツを取る場合は別となります。
僕は財布製作をメインとしていますから、財布に適したサイズ(財布にとって一番良い腑のバランスになるようなサイズ)のクロコダイルを選んでいます。とても贅沢なパーツ取をしているという事になります。
今回のナイルクロコダイルの場合は、お腹のセンターから脇腹にかけて、角腑(角ばった腑)から小さめの角腑、そして丸腑(丸くなる腑)に変わって行くのですが、クロコダイルを使用する時は、これらの腑のバランスの取り方がとても重要になります。腑のサイズ感のコントラストが仕上がりイメージを左右します。
財布の面に対して大きい腑だけがほとんどですと、ワイルド感は出ますが、どこか繊細さが欠けてしまいます。この角腑のサイズ感と丸腑とのバランス配分がクロコダイル財布や小物類のイメージを決めると言っても過言ではありません。
※クロコダイルの品種によって、腑のサイズ感が違いますのであしからず。
尻尾部分の小銭入れのパーツも、写真を見ていただければわかると思いますが、本当にジャストサイズでした。全体的なサイズがこれよりもあと1cm小さいと尻尾の幅がさらに狭まってしまうので、小銭入れ分は取れなかったかもしれません。逆に大きいサイズになると腑のバランスがまた変わってしまいます。。。全てのサイズ感がマッチする事で、一匹から3点(財布、名刺入れ、小銭入れ)が取れるというラッキーです。
という事で、一匹から財布、名刺入れ、小銭入れの3点分のパーツ取をした後の写真です↑
腑のサイズと繊維の向きによって折れ曲りに対して歪みがでるので、調整しながら仕立てていくので実寸よりは若干、大きめにカットしています。
全てのバランスがマッチする事で一匹取りができる奇跡かもしれません。しかも全てのパーツがクロコダイルのど真ん中をセンターに、センター取り出来るという贅沢使い。
そしてパーツ取まででは申し分ない進行です!
こうやってみると、とても贅沢な使い方ですが、一生モノ、金運アップ、仕事運アップなどの思いを寄せてご依頼頂いておりますので、僕も一切の妥協なく、ご要望のヒアリングから素材選び、そして仕立てまで取り組みさせて頂いています!
さて、次回は、、、
仕立ての経過をお知らせしたいと思います。
お楽しみに!!
Yasuji Miyazaki Leather
革職人・宮崎泰二
オーダーのお問い合わせ、ご相談はお気軽にご連絡くださいませ。

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